絵本を開くと、そこには新しい世界が広がります。
佐賀県立図書館の司書さんにうかがった
「年齢に合わせたおすすめ作品」や
「絵本選び・読み聞かせのポイント」を
ご紹介します。
読書の秋、親子で絆を深める“絵本時間”を
楽しんでみませんか。
まめさん こめさん おふろのひ!

・キム ナンジ/ぶん ・チェ ナミ/え ・山口 さやか/やく ・古川 綾子/やく ・岩崎書店
そら豆さん、小豆さん、白米さんに黒米さん、その他の豆さん米さん連れだって、今日はみんなでお風呂の日。まずは体を洗ってそれからお風呂、続いて水風呂どぼん、仕上げは蒸し風呂レッツゴー。熱いけれどがまん、がまん。そのうちみんな蒸されてくっついて…。 いろいろな種類の豆や米を知ることができ、食育にも活かせる絵本です。
のんびりりんこ
のんびり園のんびり組では、カメ先生が「のんびりりんこ~」と唱えたら、みんな動作がゆ~っくりになってしまいます。かけっこでも、給食でも、ケンカのときも「のんびりりんこ~」。するとアラ不思議!みんな楽しい気持ちになっちゃいます。
のんびりするのもいいよねと思える絵本。ときには家族で唱えてみませんか?「のんびりりんこ~♪」
のせてくださいな
乗り物に乗ってみたいクロヒョウ。「のせてくださいな」と言って次々にバス、タクシー、バイクに乗ります。ところが、せっかく乗せてもらえても、マナー違反ですぐに降ろされてしまいます。いったいどんなマナー違反をしたのでしょう?
失敗続きのクロヒョウですが、最後に出会った乗り物の運転手とのやりとりにほっこり。乗り物でおでかけしたくなるお話です。
おちば

・おーなり 由子/ぶん ・はた こうしろう/え ・ほるぷ出版
秋の森の中を歩く男の子。耳を澄ますと落ち葉の声が聞こえます。 落ち葉を、集めて飛ばして、青空に色を広げたり、もっともっと集めて、飛び込んでみたり。
全身で落ち葉遊びをしている男の子に何だか落ち葉もうれしそうです。 鮮やかな色で描かれた落ち葉に、秋のワクワクを感じられます。 男の子と一緒に、秋を満喫できる絵本です。
はっぱの おてがみ

・苅田 澄子/作 ・宮野 聡子/絵 ・世界文化ワンダーグループ
たぬきのぽんさんはのんびりやまのゆうびん屋さん。 いろんな色や形の葉っぱはみんなの手紙。 そう、やまの手紙は葉っぱなんです。
はっぱのおてがみぽんぽんぽん♪歌いながら、のんびりやまのみんなに手紙を配ります。さて、今日はどんな手紙をお届けするのかな? 嬉しそうなみんなにつられ、だれかにお手紙を書きたくなる絵本です。
あきのおさんぽいいものいくつ?
お父さんとのお散歩で秋を見つけていく男の子。鳥や虫、どんぐりやきのこなど、秋を切り取った風景が優しい絵と文で描かれています。ページをめくるごとに、秋のいいものを男の子と一緒に見つけることができます。 隠れている虫やきのこを探すのも、この絵本の楽しみ方のひとつです。 秋の道をいいものを探しながらお散歩したくなる絵本です。





