絵本を開くと、そこには新しい世界が広がります。
佐賀県立図書館の司書さんにうかがった
「年齢に合わせたおすすめ作品」や
「絵本選び・読み聞かせのポイント」を
ご紹介します。
読書の秋、親子で絆を深める“絵本時間”を
楽しんでみませんか。
どんどこ ももんちゃん
ももんちゃんのほんのりももいろほっぺ、何があってもまけずに前のめりにすすむ様子は、きっとご自身のお子さんでも見たことがありますよね。どうしてそんなに急いでいるのかな?ももんちゃんがとびこんだのはもちろん…。一緒に読んでいるお母さんの心にもちょっとだけひびく絵本です。ももんちゃんのほかの活躍もきっと読みたくなりますよ。
がたん ごとん がたん ごとん
がたんごとんがたんごとん…やってきたのは、列車です。
おや?だれか乗り込んできましたよ。いろんなものが「のせてくださーい」と列車に乗りたがっていますね。リズミカルな響きでくりかえされる列車の音で一緒に列車に乗っているような気分になる絵本です。 そうして列車は終着駅に到着!さて乗ってきたみんなはどうなったのかな?
こねてのばして
おとこのこはこねて、のばしてをくりかえして、またこねて、のばして。つついたり、つまんだり、のばしてぐるぐるまきにしたり、ゆらしたり、ころがしたり…。これってどんな手ざわりなのでしょう。ふわふわ?むちむち?ぺったんこ?ころころ?それともぱちぱち…?
いっしょにくっついて、こねこね、したくなる絵本です。
だれかがきたよ
ぼくが絵本をよんでいると、「ピンポーン」とおとがして、やってきたのはアヒルさん。いっしょにおふろに入ろうとさそってくれました。
アヒルさんとおふろに入ると、また、げんかんのチャイムがなりました。次はどんなおきゃくさまでしょうか?どうぶつたちと一緒に眠る前の準備を整えていく、おやすみ前におすすめの絵本です。
かばん
あるところに、かぎのかかったカバンがおちていました。どうぶつたちがいろいろな方法でためしてみますが、かばんはまったくひらきません。そこに、すてきなネックレスをつけたおんなのこがやってきて…。かばんのなかには、いったい何がはいっているのでしょう?
ぜひ、みなさんも中身を想像しながら読んでみてください。
くらくて ふかい もりの おく

・デルフィーヌ・ブルネ/作・絵 ・ふしみ みさを/訳 ・ひさかたチャイルド
くらくてふかいもりのおくには、ギラリとした目をもつオオカミたちがこちらをのぞいています。不気味でこわいオオカミたちですが、お母さんオオカミがやってくると…。
くすっと笑えて優しい気持ちになる、おやすみ前のかわいいおねだりのおはなしです。なかなか眠れない夜は、オオカミたちと優しい時間を過ごしてみませんか?







